スピロケ。

「スピッツ」に関する様々な撮影地などを調べては行ったりしている放浪系(?)ブログ

会報Vol.83の撮影地へ行ってきた!(おまけあり)

久々に会報ロケ地ネタを。

今回は2013年1月25日発行の会報「Vol.83」にスポットを当てる。

表紙を見ると女優・松山容子さんと「牛肉 野菜入り」とかかれているボンカレー、「うれしいとメガネが落ちるんです」を体現している大村崑さんのオロナミンCのホーロー看板が飾られていたりと、この写真1枚とってもレトロな雰囲気が漂う場所だという事がわかります。

この会報では「映画」をテーマに4人が語っており、昭和な街並みをバックに映るメンバーの写真と絶妙にマッチしている内容。

元々レトロな雰囲気が好きなので前々から気になってましたが実際訪れて、街の雰囲気を肌で感じてきました!

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↑会報は全てこの「青梅」の街で撮られています。駅前の写真は会報にはないけれど、駅もレトロちっくな外観なんですね。
調べると、昭和の町として市を挙げて周辺を昭和レトロ化し、2005年に「レトロステーション」青梅駅としてオープンされたそう。


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↑駅の近くあった案内板。山や天然温泉、ハイキングコース、美術館など…楽しめそうなスポットが多くありそうで興味をそそられます。

 

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↑今回の目的地である「キネマ通り」へ向かうと、街並み全てが昭和な雰囲気。まるでタイムスリップしたかのよう。

この通りを歩いて数分。会報に載っているお店を発見!

 

1.青梅力屋(ちからや)

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東京都青梅市住江町59

力屋さんは、昭和元年から90年以上続く老舗店。
お祭り用品以外にも、庭師が使う乗馬ズボンや、
和柄藍染のトートやショルダーバッグなど日常にも使えるアイテムが豊富に揃っているお店だそう。

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↑会報だと2~3ページの見開き部分ですね。改装をしたのか当時と外観は異なっています。

上に掲げられてた映画看板やお店の前立っているひょっとこさんも残念ながら姿を消していました。

 

2. 昭和レトロ商品博物館

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東京都青梅市住江町65

昭和30年~40年頃の商品パッケージを中心に生活雑貨が所狭しと並べられている。
希少な物が捨てられてしまうのを防ぐ事と後世に昭和の良さを伝える為、元は家具屋さんだったという建物を改装して1999年に開館した博物館。

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↑外観。後ほど行く”別館”も入場できる共通券を購入。入場する際、写真撮影はOKと説明がありました。

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↑まず会報の5ページ。リーダーが手前に腰かけてる写真は駄菓子屋コーナーでした。
 会報の写真だと手前のすのこベンチは当時はなかったみたい。物の配置も変わってますね。

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↑自分世代でも馴染みのある駄菓子が。今でも愛されるロングセラーな商品も。中には未開封の古い駄菓子もあったり…(; ・`д・´)

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↑個人的にセーラームーンのカードダス&ファイルがツボでした!まだ家の押し入れを漁ればこれと同様のファイルが眠ってるはず…中のカードも持ってるのばっかりで懐かしかったです( *´艸`)
展示物のラインナップからして随分新しい時代の物だけどやはり寄贈品だったりするんでしょうかね…?

 

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↑最後の45ページ。テツヤさんがこの黒電話を耳に当ててる写真。「日立ミシン」ホーロー看板の位置らへんにテツヤさんが立ってます。
同じ角度から撮れなかったのが今になってちょっと後悔…💦

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↑こちらも同じ角度からは撮れませんでしたが表紙に映ってる郵便ポストと45ページのマサムネさんが持っている自転車。
現在は自転車の上に紙芝居が配置されていました。

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↑オルガンの位置も変わっていますね。てかジュリーの視線が熱いです…笑
(どこから撮っても見られてる感🤣)

 

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↑表紙のリーダー&﨑ちゃんの後ろにあるコカ・コーラコーナー(コーナーの配置も移動していました)
オンラジで話題になったABBAのレコードもあります(笑)コーラの冷蔵庫の中のコーラは売り物だったのかな?(冷えてた記憶)

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↑商品ごとに展示ブースが分けられているのもこの館の特徴。様々なコーナーがあり、じっくり見ているとあっという間に時間が過ぎていく。

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↑手書きの映画看板も所狭しと並べられていました。

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↑近くで見るとちゃんと手書きで丁寧に描かれているのがわかってやっぱり感動する。凄いよなぁ、職人さんって。

この館、実は2階もありまして。

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↑14ページ、テツヤさんの写真はこの部屋で撮られていました。

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↑2階全域は、小泉八雲さんの怪談「雪おんな」に纏わる展示が。序文の「武蔵の国西多摩郡調布村」というのが現在の青梅市にあたる(調布市とする説もあるそう)所以がある事から、資料などで詳しく辿れるお部屋になっていました。

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↑怪談を辿った後はこの傾斜のない階段が待っています…

3.おうめ猫町一丁目(住吉神社前)

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 東京都青梅市住江町

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↑8ページのマサムネさん&﨑ちゃんショットと裏表紙の場所。こちらも定期的に掲示されている内容が変わっているようです。
裏表紙の木製猫ちゃんが運転する看板がなくなってたのは個人的にちょっと残念。会報が撮影されてた時より、木柱や「おうめ猫町一丁目」看板の塗装が完全に落ちている所も年季が感じられてとても良いです。

4.昭和幻燈館

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東京都青梅市住江町9

2005年に開館。昭和の看板だけではなく,猫をテーマとしたグッズが展示されている。青梅からデビューし活躍されているユニット『Q工房』の墨絵作家・有田ひろみさんのガラス絵や、ぬいぐるみ作家・有田ちゃぼさんのぬいぐるみ作品が展示されている館。

「おうめ猫町一丁目」の向かい側にありました。 f:id:reenasunsetsp:20210901114714j:image
↑23ページ。4人で映ってる場所がこちらです。当時は「三人娘(美空ひばりさん・江利チエミさん・雪村いづみさん)」の映画看板がバックに飾られてましたが、現在は猫ちゃんの絵に変わっています。こちらも上にあった看板が取り外されていました。

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↑12~13ページ﨑ちゃんのソロショット。入り口のこの場所で撮られてたんですね。
先程昭和レトロ商品博物館入場の際、別館との共通券を購入したと記しましたがこちらがその「別館」に当たる場所。折角なのでこちらも館内お邪魔させて頂きました。

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↑左上の作品は、ジオラマ作家の山本高樹さんによるもの。昭和30年頃を舞台とした青梅の街並みに、猫が人間のように暮らす幻想的な町を再現したジオラマ。タイトルは「青梅猫町通り」。
ねこの作品もどこか温かみがあって、猫好きの方にはたまらにゃい空間だと思います。商品パロディのホーロー看板が個人的にツボでした!

5.その他の場所


●青梅赤塚不二夫会館
耐震性などについて建物改修の必要が生じたこと、周辺の商店街商店主の高齢化・後継者不足などの管理上の問題が生じ、2020年3月に閉館。リーダーと同じように一緒に「シェ~」のポーズやりたかったな…。

「とんかつ」はどこ?
見開きの10~11ページの4人、20~21ページのマサムネさんショットに映っている「とんかつ」のお店がどこだかわからずで、一度館を出てしまいましたがすぐに「昭和幻燈館」に戻り受付の方に会報を見せて訪ねてみると…現在は取り壊されて駐車場になってしまっているとの事で…。ざ、残念っ!
会報に映っていたとんかつ屋さんは「もりたや」と言う1908年から営業していた老舗でしたが、2016年頃に取り壊されていたそう。花街に由来する建物だった…らしい。

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↑「ここにイラスト載ってるから持ってって!」と”読むガイドブック”を受付の方にお譲り頂きました(随分と年季が入ってますが笑、貴重な資料なので遠慮なく頂きました!)
ちなみに対応して頂いた受付のご年配の方は会報の写真を見て「懐かしい!」と喜んで頂きましたが映っている人物(マサムネさん)に関しては一切触れてもらえず…ちょっぴり寂しかったです…笑💦

もりたや跡地
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↑マサムネさん以外の3人は大体この辺りに立ってますかね?
45ページの﨑ちゃんショットもこの場所。

●唯一回れなかった場所
他の場所は回れたけど「これはきっと電車の中だよね?」と、車で来ていた為諦めモードで調べもしなかった電車内の写真。実はすぐそこで撮影されたと知ったのは自宅に帰った後でした。(よく見たらちゃんと会報に撮影協力の場所の1つとして書いてあった…)

青梅鉄道公園

東京都青梅市勝沼2−155

開園当初は入場料が無料で、展示されている鉄道車両に自由に立ち入ることが可能だったが、長年にわたる屋外展示により保存車両の荒廃が進んだことから1997年にいったん休園し、展示車両の補修整備を実施した以後は小学生以上一律100円の入場料を収受しているそう。
やはり撮影以外では車両の中に立ち入る事が出来ないようですね…今度また青梅に行くことがあればリベンジしにいきたいです。


最後に…、ちょっとしたおまけ的なのを。
前の号であるVol.82号の表紙撮影地「相模川ふれあい科学館」の外観と
ミノくん&クルテクショットで今回はおしまいにします。

 

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いつになくボリューム満点の記事になってしまいました。
時間的にあまり入れなかったけど青梅、すごくいい街でした!また行けたらいいな。