スピロケ。

「スピッツ」に関する様々な撮影地などを調べては行ったりしている放浪系(?)ブログ

スピッツが行ったライブ会場一覧

スピッツ公式サイトWikipedia、2007年に限定販売されたオフィシャルデータブックなどを参考に、全国でライブをした会場を調べてマップに反映させています。

アイコンをタップすると開催したツアーやフェス、イベントなどが表示されます。

不明な場所
・代々木WAY(1987年8月23日 ライブ)
※インディーズ時代に発行された「スピッツの会報Vol.1」には”代々木STUDIO WAY”との表記あり
・前橋アクトドーム(1989年9月6日 ライブ)※駒形バイパス沿いに位置していたそう。
・大宮メディア・イン(1989年12月17日)※無料ライブだったらしい…

 

※2022年10月11日更新状況

 2022年開催予定のゴースカ含め全ての登録が完了しました!
 今後別記事で各所の紹介などをしていく予定です。



参考にさせて頂いてるサイトさま

samo.my.coocan.jp

さもさんが運用している
スピッツ年表」など詳しい情報がてんこ盛りの私設のファンサイトです!

空も飛べるはず

今回はMV撮影地ネタ、ついに”あの曲”に関しての記事です。

空も飛べるはず
1994年4月25日発売、8枚目のシングル曲。

約4年ほど前スピッツのファンになり、色々スピッツについて調べていく中で
この曲が1994年発売ということを知り最初違和感を持ちました。
何故かと言うと、ドラマ「白線流し」の主題歌に起用されたのが1996年だったから。
同時期に準新譜扱いとして再出荷されたのを当時勝手に新曲だと思いこんでたという💦

この曲に対して想い入れを持ってる方も多くいらっしゃると思います。
曲も然ることながらこちらのビデオ・クリップもなかなか印象深い作品になっていますよね。
そんな撮影場所は今でもマニアの中では密かに人気の高い場所。
ご存じの方も多いかと思いますが、改めてこの場所について深堀りをしていきましょう✨

東京医科歯科大学霞ヶ浦分院跡地(旧鹿島海軍航空隊基地)

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〒300-0402 茨城県稲敷郡美浦村大山2020

この土地は、1938年に鹿島海軍航空隊司令部庁舎が設置された場所。
1945年、終戦によって解隊後
翌年に東京医科歯科大学霞ヶ浦分院として再利用され1997年まで運用されていたようだ。
ビデオ・クリップに写されている木造建築物は
兵舎跡を利用した病棟だったが解体、基礎跡だけが残っている状態で
今となっては見る事が出来ない。

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↑訪れたのは2021年1月。写真に収めたのは司令部庁舎の外観。

病棟は本館(司令部庁舎)の背後に職員宿舎を併設して配置されていた。
その後規模を縮小し、最終的に入院病室として本館2階を残すのみとなり閉館されたが
ビデオ・クリップの撮影は恐らく1994年頃。
廃墟のような佇まいだった病棟はこの時既に使われておらず
「危険!近づくな!」という貼り紙まであったそう。
2階は所々床が抜け落ちていたがそのまま撮影に臨んだというエピソードが。

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↑司令部庁舎の奥を撮影。確かに基礎跡のようなのが見える…

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↑閉館後、心霊スポットとしても有名になってしまったようだが
現在は国立環境研究所の敷地の一部となり、立入禁止。

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↑研究所の警備の方に尋ねると役所(財務省関東財務局)が管理しているとのこと。

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↑ボイラー棟・号令台・車庫跡
こうして建築物の遺構が残っているのは大変貴重ではないでしょうか。


とは言うものの、やはりスピロケマニアとしては木造病棟の現物を
間近で確認したかったという想いが沸々と湧いてきます…💦
そんな中、ネットで検索すると美浦村公式に掲載されている
東京医科歯科大学霞ケ浦分院跡地活用基本構想策定業務報告書(平成29年3月)」
8ページに昭和31年撮影の病棟の姿がありマジマジと見入ってしまった…!
興味のある方は是非ともご覧ください。

www.vill.miho.lg.jp

 

そして。
このビデオ・クリップはもう1つ別の場所でロケをしています。

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サビでどーんと現れる樹木にもたれながら歌うマサムネさん。
果たしてこの木は今でもあるのでしょうか…?

場所は霞ケ浦分院跡地からおよそ500m先にある
霞ヶ浦の湖畔である事は間違いなさそうですが
残念ながらビデオ・クリップに写されている樹木は見つけられませんでした。

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↑大きいエノキはあるにはあるのですが、どう考えても別物ですよね。

湖畔のどの辺りで撮影されたかわかるだけでもマニアとしては嬉しいもんなんですが
やはり撮影から30年近く経ってしまえば特定も難しくなります。
何か情報を知っている方、教えて頂けると有難いです🙇‍♀️

という事でどの場所も現物を見れなかったという意味では残念でしたが
歴史ある建築物や自然の風景を楽しむと同時に
ビデオ・クリップの世界観を堪能する事が出来ただけでも訪れて良かった場所でした。
この日はかなりの悪天候で樹木を探している時は豪雨になり
隈なく探す事が出来なかったのが惜しいですが、それを踏まえてまた再訪出来たらな。

と言うのも…現在霞ヶ浦分院跡地が今年4月から「大山湖畔公園」になり、2023年の一般公開に向けてクラウドファンディングを募っている最中だそう。

ibarakinews.jp

先程掲載した車庫跡は美浦村週末カフェとして活用されているようですし
こうして歴史を未来へと継承するのはとてもいい流れですよね。

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↑最後に恒例のミノくんショット。

折角霞ヶ浦付近に来たという事でこの次の日にもう1箇所撮影地巡りをしていますが
それはまた次回以降の更新で。いつになる事やらですが…💦

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それでは、また。

夏の魔物(ジャケット編)

久々の更新、久々のCDジャケットロケ地編。
皆様如何過ごしでしょうか。

このブログを初めて1年が経ちました。
記事数少ないブログですが、お陰さまでたくさんの方に足を運んで頂いてるようです、ありがとうございます。
まだまだ記事にしたいネタがたくさんあり尽きないほどですが、マイペースをモットーに気ままに更新していきたいので、温かく見守って頂けると幸いです。


ではでは、冒頭でもお話したように今回はCDジャケットのロケ地編をお送りします。
今回スポットを当てるジャケットは1991年6月25日発売の2枚目シングル「夏の魔物」。

このシングルはスピッツ史上最も手に入りにくく、且つ相当なプレミア価格で売られている認識が強いです。実際自分も、精力的にスピッツ8cmCDを集め始めてから2年経ってようやく手に入れた程。

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コンディションの良い8cmCDだった事もあり、喜びもひとしおでした。
裏面を見ると…

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クレジットの中に「撮影協力/堀切卓球会館」と書かれている事に気付きました。
まさかの撮影場所記載に更にテンションが上がったのですが、
ここから場所の特定までかなりの時間を要する事になろうとはこの時思ってもみませんでした。


最初にしたことはもちろん、ググる事。
「堀切卓球会館」で検索すると、この卓球会館自体の情報は出てこないものの
「堀切」というワードを拾ってか東京都葛飾区に関するページがいくつもヒットしたので
”かつて葛飾区に存在していた建物”という事が間接的にわかりました。

次に「”堀切卓球会館”」とダブルクォーテーションにワードを入れ、完全一致検索をすると引っかかったページはたった3件、うち2件が裏ジャケの文字をただ起こしただけのページだった。

が、あとの1件は「堀切卓球会館」に関する記述がある書籍の起こしを載せていたページがヒットしました。


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私の東京町歩き 川本三郎・著 ちくま文庫・出版1990年3月

菖蒲園のそばに珍しく木造の大きな建物が残っていた。私が小学生だった昭和二十年代に東京の町のどこにでもあった小学校の木造校舎によく似ている。なんの建物かと思って見たら卓球場だった。堀切卓球会館とある。「ピンポン気軽にどうぞ」とある。

(中略)

この堀切卓球会館も昔ながらの木造の建物であるところを見るとそれほどにははやっていないのかもしれない。

出典元:私の東京町歩き 荒川を渡って路地の町へ - 四ツ木、堀切(葛飾区) より


本文を見る限り「堀切菖蒲園」の近くに存在していたという事が解ったが、ロケ地マニアとしては所在していた場所が知りたかったので早速図書館へ行って調べる事に。


閉架資料である葛飾区1991年の住宅地図を引っ張りだして頂いたので、”堀切”の地図を全て複写しつつ、自宅に帰ってからも堀切菖蒲園付近を中心に目を皿のようにして1軒1軒確認していったのですが「堀切卓球会館」は見つけられませんでした。

ここから時間が空いてしまい約1ヶ月後。
今度は葛飾区の図書館へ行き1985年・87年の住宅地図を閲覧&複写。菖蒲園の周辺を探すもやはり自分が見た限りだと堀切卓球会館は見つけられず。菖蒲園の周りは住宅地のようで、斜向かいに〇〇荘とかかれている大きな建物が2~3戸並んでいた。
その一部を会館として使っていたとか…?などと無理やりな推測を立てたりするも、しっくりこず。

あぁ…当時の街並みが映った写真があればいいんだけどなぁ…とため息を浮かべ、自分の力だけだとどうにもならず途方に暮れていた時、葛飾区図書館のサイトに「メールレファレンス」というサービスを偶然発見する。


www.lib.city.katsushika.lg.jp


レファレンスとは、研究や調査などを目的とし必要な情報を求める際、図書館が調べ物や資料を探す手伝いをしてくださるサービスのこと。


しかも葛飾区に関する質問なら利用登録がなくても出来ると知り、「まさにっ…今の自分の為のサービスだぁ…!」と有り難く食いついたのです。


・所在していた住所
・堀切卓球会館の外観が掲載されている書籍
・その他この会館に関する情報

以上の内容で質問を送ってみました。
通常1週間を目途に回答されるそうなので気長に待つこと…なんと2日後に葛飾区中央図書館から返答を頂いたのですが、迅速かつあまりに詳細過ぎる内容に感動で震えてしまいました。

要約すると…

葛飾区の住宅地図を古い順番に調べたが(1969年/1990年/1997年)1999年掲載分には建物がなくなっていた。1998年の時点で堀切二丁目に存在していた。

☑「写真アルバム 葛飾区の昭和(いき出版・2015年7月発刊)」に、当時の想い出と共に撮影者の写真の掲載がある。
www.ikishuppan.co.jp

☑インターネット上に当時の堀切卓球会館の画像が掲載されている、

と下記のインスタグラマーの方が載せていたこちらの投稿を教えてくださいました。

 
 
 
 
 
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外観や中の様子まで確認出来ます。ジャケットと見比べるとカーテンの感じがどこか似てるような…なんて思いますが、どうでしょうか。

流石にインスタまでは探しきれなかったので驚きました。

こうして図書館の司書さんの丁寧なご回答により、全ての謎が解明できました。
翌日、葛飾区中央図書館へ行き、教えてくださった書籍を確認したのは言うまでもない…。


そしてさらに1か月後。まだまだ寒さが残る2021年2月下旬。
たまたま荒川の土手を自転車で走り、帰路を目指してんですが地図を見ると近くに堀切を通る事に気付き、なんなら卓球会館の跡地までと行ってみる事にしました。

まず、堀切駅の場所にビックリする。
背後には土手。車道があり、階段を下るとすぐそこに駅という昭和な下町感満載の場所でした。

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↑時間的に閉園した後に着いたので外観だけ撮った堀切菖蒲園




ここから約500m先に堀切卓球会館跡地がありました。菖蒲園の近くにある「あじさい通り」も通ってみたけど、冬だからもちろん紫陽花の姿はなかった。
跡地は一軒家が建てられている為詳細な場所は伏せさせて頂きます…ゴメンナサイ🙇


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という事で自分だけでは見つける事が出来なかった今回の場所。
司書さんって本当に凄いなーと思わせられました。
何か調べ事をなどをする際、こうしたサービスに頼ってみるのも1つの手なんですね。
今後も積極的に利用したいな。

ちなみにレファレンスの回答で住所を知った際、複写した当時の住宅地図でもう一度堀切卓球会館の場所を調べたらちょうど次のページの端っこに位置してる事に気付きました。きっちり堀切地区全域複写してたのにも関わらず菖蒲園周辺に拘ってて、見切れてる場所まで確認してなかったー!です…トホホ(-_-;)←使いたかっただけw

それでは、また。