このブログをご覧になられてる皆さまは
「スピッツのデザイン」をお持ちになられているだろうか。
2018年に発売されたスピッツ結成30年を記念して制作された初のアートワーク本。
上記のサイトにもあるようにCDジャケットのアザーカット、
ジャケット関連のメンバー未公開写真、貴重なデザイン資料などを掲載している
ファン必携の大型本です。
現在でも書店やCDショップに行くと置いてある事も。
まだお持ちでない方は是非購入を検討して頂きたい品です。
それほど一見の価値はあります!
私の場合、この本に掲載されているアザーカットのお陰で
いくつかロケ地を割り出す事が出来たので家宝と言っても過言ではありません(笑)
そのひとつが「インディゴ地平線」のジャケット。
正確にはアザージャケット+こちらのインスタが決め手となりました。
Central67・木村豊さんのインスタに投稿された写真。
木村さんはCDジャケットを中心にミュージックビデオの監督や本の装幀、
ツアーグッズ等のデザインを手掛ける凄いお方でスピッツにとって切っても切り離せない存在。
この写真の右側に「東京都日の出…」と書かれた建物が見えます。
そこから、日の出埠頭の倉庫群で撮られた写真と言うことがわかりました。
Google EARTHで現在の様子を観ても建物などの配置に変わりありませんので
この場所で間違いありません。ということで「インディゴ地平線」の世界観とバッチリ合う
この湾岸沿いへ足を運んでみました。
日の出埠頭 倉庫群
東京都港区海岸2丁目7
↑「日の出駅」に向かうにはゆりかもめに乗る必要があるので
途中で乗り換えてお台場方面の電車を待つ。写真は汐留駅のホームから。
↑ゆりかもめの車窓から観る景色、本当に大好き。
(写真の場所はイタリア公園。首都高奥には浜離宮恩賜庭園が。)
汐留からお台場方面へ行くゆりかもめに乗るのはかなり久々。
だから余計に新鮮に映り、見惚れてた…ら!
↑あ!いつの間にやら倉庫群の姿!!そう、ここです!!!
↑日の出駅のホームから見ても倉庫がズラリと並んでいます。
テンションも上がるぅ♬
↑だけど倉庫なので港湾関係者以外は立ち入り出来ない区域。
なので泣く泣く柵の外から倉庫を撮影。もちろん景色は見えません(笑)
ジャケットの撮影では許可を得て入ったのでしょうね。同じ場所に立ってみたかった。
だからと言って諦めるわけではありません。
倉庫群の並びにある日の出客船ターミナルから湾岸沿いの景観を楽しむ事が出来ました。
↑中に入りターミナルを抜けると…
↑乗船場前の広場へ
↑ザ・”みなと”です。とてもいい景色。
再び木村さんのインスタより。ジャケット写真の全体像も投稿されてました。
(こちらは「スピッツのデザイン」にも掲載されているアザーカットと同様)
タイヤの間に見える白い塔のようなものは恐らく豊洲ガバナステーション放散塔だと推測してます。
最初、有明清掃工場の煙突だと確信しておりましたが調べ直すとどう考えても模様や形状が違ったので放散塔の方ではないか、と。
放散塔がある場所は元々東京ガスの所有地でした。
↑丸をつけた場所(おおまかですみません)に放散塔があるのがわかります。
(右側に聳え立っている大きい塔が有明清掃工場の煙突)
↑実際のジャケットではカットされてしまった背景と一緒に。
アザーカットのお陰で撮影時の裏側にちょっぴり忍び込めたようなそんな気さえしました。
↑再びゆりかもめに乗りお台場方面へ。
日の出駅を出発する際、車窓から写真を構わず撮ってたら
木村さんのインスタに写っていた建物(奥側)を収めていた事に後で気付きました。
建物上部に「日本塩回送埠頭倉庫」と書かれていますが
現在では「充レン」というモバイルバッテリーのレンタルサービスをしている会社が使用しているそう。
↑レインボーブリッジを間近で見れるのもゆりかもめの醍醐味かも。
まだ時間があったので東京テレポート駅周辺へ。
会報96号などで撮影された「夢の大橋」も寄ってきました。
具体的に撮影場所を調べてなくてただ写真に収めただけになってしまいましたので
調べまくって近々行きなおそうと思います。
日の出からの景色と夢の大橋。
どちらも湾岸沿いですが乾いた空気と アルバム「インディゴ地平線」の世界観が
どこかマッチしてるように感じてこの日はずっとアルバムをリピートして聴きながら歩き回ってました。
今回も素敵な放浪が出来てとても有意義で楽しい時間だったなぁとつくづく。
ということで最後は恒例のミノくんショット
↑なんかちょっとぴえん気味の顔?(訳:可愛い)
↑どこ見てるのかな?(訳:可愛い)
まだまだロケ地巡りは続く…。それでは。